KIYOMI SOKOLOVA-YAMASHITA

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ソコロワ山下聖美 文芸研究室

スラバヤの旧・大和ホテル

林芙美子は昭和17年12月12日に、マレーシアからスラバヤへ
やって来た。芙美子にとってはじめてのインドネシアの地はスラバヤであった。
12月15日にはバンジャルマシンへ発つのだが、
昭和18年1月6日には再びスラバヤに戻っている。
この日に「大和ホテルより電話してジャワ新聞の支局へ行く」
という内容が日記に書かれている。
この後も芙美子は何度かスラバヤを訪れているが、
宿泊はいつも大和ホテルだったのだろうか。
大和ホテルは、オランダ資本の高級ホテル「オラニエ・ホテル」
を日本軍が接収したもので、現在の「マジパャヒト・ホテル」。
こんな感じのホテルです。
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今も当時の面影を残す、夢のように美しい、コロニアル調のホテル。
こういうところで芙美子は休養もしていたのだと感じた。

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