KIYOMI SOKOLOVA-YAMASHITA

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ソコロワ山下聖美 文芸研究室

さて、本日はトラワス最後の夜。
夕食はプアサ明け後、ジョンさん宅にて。
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実はここ数日、辛いものをいっさいうけつけなくなってしまい
中華風野菜炒めと辛くないソースのサテイを屋台で購入。
そして、ジョンさんの奥さんが用意してくれたチキンなど。
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ジョンさんご家族とともに。
トラワスに来てからの私の食生活はだいたい
不思議な朝食少々→昼食なし→屋台飯
というものだ。
正直、やせました。
ちなみにイスラム教徒のスギさんやルディさんはプアサ明けののち
ごはんを食べて、夜中の三時くらいにもう一度ごはんを食べているという。
日が昇る前に、お祈りをして、それからは日中は食べられないため。
ちなみに日が昇る前のお祈りタイムは大変にぎやかで、
私はいつも村の人たちの元気な声とスピーカーから流れる
お祈りの声に起こされます・・・・
夕食後は、トラワスについて、ジャワ語について、インドネシア語について
など、わからないことをひたすら質問。
林芙美子のメモや手帳の解読作業です。
さらに、もう一度、聞き取り調査をした方のことを確認。
インドネシアには個人のIDカードがあるのだが、
ジョンさんはそれらを皆様からコピーさせてもらうという
徹底ぶり。
それにしても、聞けば聞くほどインドネシアという国は面白い。
まず、多くの人の血液はO型だという。
(今回出会った方も皆O型)
民族、言語は多種多様。
例えば、
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右、スギさんはジャワ系。家ではジャワ語を話す。
左、ルディさんはバンジャルマシン出身で、ダイヤク族。
家ではバンジャルマシン語を用いているという。
結局、インドネシア語は、「習う言葉」であるそうで、
ネイティブは、ジャワ語なりバンジャルマシン語なりの
それぞれの民族の言葉であるそうだ。
こんなことを、ここ数日の「研究室」
となっているジョンさんの経営する
カントリーホテルトラワスのオープンデッキで語る。
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トラワスの夜は、寒いくらいに涼しいです。

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