28Aug
林芙美子は昭和18年3月8日にパダンに到着し、
12日にブキティンギに行っているので、5日間、
パダンに滞在したのでしょうか。
パダンのことは「荒野の虹」に
少し書かれています。
この作品の記述と、残されている宿泊券から、
パダンでの宿泊先は当時の大和ホテルであることが
わかります。昨年の調査では
イナ・ムアラ・ホテル(今年からグランド・イナという名前になっていた)
が、大和ホテルであったと書きましたが、さらに確認する作業を行いました。
鍵は、「荒野の虹」にも描かれる、目の前にある教会。
今回は教会を訪ね、古い資料をみせてもらいました。
パソコン画面にうつっているのは、大和ホテルの前身
オラニエ・ホテルの外観です。ですから、大和ホテルも
こんな感じであったのでしょう。
そして現在はグランド・イナになっています。
もう昔のおもかげはまったくありません。
昨年は改修中でしたが、リニューアルオープンしました。