14Aug
アディティヤ先生に紹介していただき、
資料収集家のウェイさんを訪ねる。
「この人ならば戦中の資料ももっているかも!」とのこと。
高級住宅街のなかに、突然あらわれた
資料館。
中に入ると・・・
一階は本棚がずらりと並び、展示も多くある。
このほかにいくつかの部屋があり、貴重資料が保管されている。
二階では新聞の保管作業が行われていた。
これらをすべて個人で収集し、保管、公開しているウェイさん。
ウェイさんは1935年生まれなので、当時の日本軍のことをよく知っている。
「日本軍の人は皆背が低かった」そうだ。
日本語は、「空襲警報」と「警報解除」と「体操」
という言葉をよく覚えているという。
戦後、新聞記者になり、スハルト政権時代には中華系
民族に対しての政策を鋭く批判し、8年間も投獄されていたとのこと。
ウェイさんが収集した資料は大変貴重なものばかりだが、
日本関係のものは、撤退のときにほとんどすべて焼かれてしまったそうで、
ウェイさんもその光景をよく見ていたという。
ジャワ新聞のインドネシア語版をみせてもらったが、
林芙美子のことについては書かれていなかった。
残念。
そのかわりに、コレクションをみせてもらった。
貴重書庫には、オランダ関連の資料が豊富。
これは、スカルト元大統領に直接もらった貴重な本。
ヒトラーの著書。
ウェイさんの人生を取材し、雑誌「Liberty」に掲載している
記者のヘルさん、ウェイさんとともに。