24Aug

林芙美子は「樺太への旅」において、
通過するサハリンの町や風景を描きます。
例えば
「知取の町近くになって、樫保三つ富士という
七、八百米位の三ツに盛りあがった峰が見えました。
品のいい姿です」
という記述がありますが、
これのことでしょうか。
また、オホーツクの海について芙美子は
「雨もよひのせいか、髪洗粉を流したやうな灰色の海」
と言っています。
今日も雨ですが、なるほど、「髪洗粉を流したやう」です。
こんな海の中へ、水着でかけだしたエレナ先生。。。
寒いのですが、その冷たさがいいとのことです。
白浦(ヴィズモリヤ)の町あたりを通過し、
芙美子はロシア人がパンを売っているのを見ますが、
私はオホーツク海の蟹を売っている人々を見ました。
車を走らすこと、約六時間、ポロナイスク直前で
やっと晴れてきました!
そしていよいよポロナイスク、樺太時代の敷香に入ります。