9Oct
マレーシア滞在中に行けなかったマラッカへ
シンガポールから入ってみる。
林芙美子もまたシンガポールから
車でジョホール・バルを通過し、バトゥパハ、
マラッカへと行っている。
私もそのコースを体験してみた。
車で三時間ほど、とばしにとばし、
やっとマラッカに到着。
マラッカ海峡が見える。
林芙美子は1942年11月23日、
朝11時にシンガポールを出発し、
午後6時10分にマラッカに到着している。
(「南方従軍ノート」より)
この日は軍の兵站旅館に宿泊し、
「日本婦人」と出会っている。
マラッカについては「南方従軍ノート」に詳細に
記述してあるので、それをもとに私もマラッカの町を
まわってみた。
「マラッカと言うは樹木をさした名前だそうである。」
(「南方従軍ノート」より)
マラッカの木。
「マラッカは歴史のある古い町なり」(「南方従軍ノート」より)
「到るところ支那人のみなり」(同上)
現在でも昔からのチャイニーズタウンが健在。
「教会を見る」(同上)
マラッカにはいくつか古い教会があるが、
芙美子が見たのはどれだったのだろうか。
オランダ時代に建てられた、ムラカ・キリスト教会。
さらに古い教会。
ポルトガル時代に建てられたセント・ポール教会の跡。
内部。
一日のマラッカ滞在の後、芙美子はセレンバンへ向かっていく。