Соколова Kiyomi Yamashita

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山下聖美 文芸研究室

林芙美子は「赤道の下」の中で
マルタプウラ川に流れる「ほてい草」
(イロン・イロン)に目をとめた。
「何時河岸へ行ってもふわふわと水の流れに身を
まかしているほてい草をみかけない事はない。
人の運命を浮草のようだとたとえた歌もあったけれど、
イロン・イロンの草の流れは第一に旅人の目をひくもの
であろう」
日大芸術学部図書館所蔵の芙美子の生原稿
「うき草」のモチーフはイロン・イロンなのだろうか・・・
マルタプウラ川を流れるイロン・イロン。
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芙美子の滞在した時期は雨季だったので、
もっと強烈に流れていたのかもしれない。
さて、今回のマルタプウラ川の散策は
最初、「往復で30分くらい」と聞いていたので
起きたまますっとんで来たのだが、
いざ乗船したら「往復2時間」に変わっていた・・
日の出前の川風で体が芯から冷え、尿意との戦いの
中での散策となった。
さらに、マングローブの茂みのど真ん中で船の
エンジンが切れた。
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そんなときの、不安と尿意に満ちた一枚です。

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