KIYOMI SOKOLOVA-YAMASHITA

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ソコロワ山下聖美 文芸研究室

CATEGORY林芙美子の研究

林芙美子『田園日記』と倶知安

林芙美子の長編小説『田園日記』には 北海道の大地が登場します。 芙美子は北海道とロシアのイメージを重ね合わせたのか、 物語の中でトルストイやドストエフスキーなどに触れており、 ちょっと興味深いものがあります。 北海道の中でもとくに倶知安、…

林芙美子『女の日記』と横浜

この一週間、大学と新宿歴史博物館の往復を繰り返し、 ガイダンスや授業のスタートにばたばたしていましたが・・・ 林芙美子の初版講読も続けています。 『薔薇』には、「薔薇」と「女の日記」が収録されています。 とくに「女の日記」、面白いです。 …

林芙美子処女詩集『蒼馬を見たり』出版会記念会をした「前川」

昭和四年七月七日、林芙美子の処女詩集『蒼馬を見たり』 の出版記念会が、駒形の鰻屋「前川」にて行われました。 「前川」は、今も営業中。 当時の場所は現在はこのように 石碑が建つだけですが、 すぐそばの川沿いに、立派なお店が建っています。 …

林芙美子『女の復活』と大磯

林芙美子の戦中期作品をなるべく初版で読むことにしました。 『女の復活』は、南方従軍に行く直前に「前書き」などを 書き、出版作業をしていたもの。 南方に行く直前の芙美子の感覚、 そして、普通の人々がどのように戦争という日常を 生きていたのか…

林芙美子全集を作りたい

年度末の今、来年度の研究計画や授業のことをぐるぐると考えています。 ぐるぐるぐるぐる考えて一番強く思ったのは 「林芙美子全集を作りたいな」ということ。 もちろん、一年でできることではなく、大きな計画に なるのですが・・・ 不思議なもので、こ…

芸術学部紀要 55号

日本大学芸術学部紀要 55号 「林芙美子の南方従軍についての現地調査報告① インドネシア・トラワス村」を書きました。 …

シンポジウム二日目

シンポジウム二日目。 スケジュールは以下です。↓ Session III : Economy, Business and Cultural and Society   1st Speaker Dr. Tirta Mursitama; “Ja…

シンポジウム一日目

シンポジウム一日目。 内容はこんな感じです。 Registration 08.30 ? 09.00 Opening MC 09.00 ? 09.05 Speeches Welcome Remarks by University of In…

国際シンポジウム「日本研究の新たな視点」開幕

本日、いよいよ国際シンポジウム「日本研究の新たなる視点」 が開幕しました。 会場であるインドネシア大学までの車中、ジャカルタの渋滞を体験。 インドネシアでは、いらいらしてはいけません。 今回のシンポジウムの主催は、 インドネシア大学大学院…

本日からジャカルタです

早朝の東京、雪の中を空港へ。 本日から五日間、ジャカルタに滞在します。 12日、13日にインドネシア大学にて行われる 国際シンポジウムに出席する予定です。 私は「林芙美子研究とインドネシア」というテーマで 発表させていただきます。 こちら…

藝文攷 17号

日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻 研究誌「藝文攷」17号が完成。 私は「林芙美子の南方従軍についての現地調査報告② ―インドネシア・トラワスを舞台とした小品「南の田園」―」 を書きました。 …

キリツボ 17号

日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻 創作・評論集「キリツボ」17号が出来上がりました! 表紙絵は木村倫子さん。 私は「夏目漱石著『虞美人草』(河出文庫)の解説を書いた林芙美子」 を書きました。 …

徳島市内へ戻り、徳島県立文学書道館へ

阿波池田から徳島本線に乗車。 芙美子は徳島本線からの景色を大変気に入ったようで、 「まるでドイツのライン川上流」と 書いています。(「国土巡礼 扁舟紀行」) こんな感じ↑の風景を見ながら電車に揺られること 一時間半ほど。再び徳島市内へ。 …

阿波池田と林芙美子

本日は、朝から小西旅館にて調査。 徳島と林芙美子関連の研究書などを見せてもらったり、 林緑敏氏から寄贈された芙美子単行本の初版を 撮影したり・・・ 現在、林芙美子の著書目録を作成中の私たちにとって、 帯がついていたり、美品であったりする小西…

林芙美子ゆかりの、徳島、小西旅館

林芙美子ゆかりの小西旅館(徳島県)へ調査に行ってきました。 徳島上陸後、まずは鳴門海峡へ。 鳴門と言えば、 うず潮。 バス、電車、タクシーを乗り継ぎ、なんだかんだで 3時間くらいかかり、小西旅館へ到着。 入口には林芙美子の碑がありま…

日刊工業新聞 2011年9月11日

まだまだ続きます、『女脳文学特講』書評紹介第四弾。 「日刊工業新聞」(2011年9月11日付) にて紹介されました。 …

共同通信配信の新聞記事

『女脳文学特講』書評紹介第三弾。 共同通信から配信された記事です↓ 以下の新聞に掲載されました。 富山新聞(9.11)、北国新聞(9.11)、徳島新聞(9.11)、 山形新聞(9.11)、沖縄タイムズ(9.15)、山梨日日新聞(9.18)…

図書新聞 2011年10月15日号

そういえば、『女脳文学特講』の書評をいくつか 書いていただいたので、ぼちぼちと紹介していきたいと 思います。 「図書新聞」(2011年10月15日号)掲載の書評。 八木寧子さんに、大変素晴らしい書評を書いていただきました。 ありがとうござ…

北海道立文学館

札幌の、北海道立文学館へ。 雪に埋まる中島公園を歩いて・・・ 文学館が見えてきた。 スキーをしてる人もちらほら。 こちらが北海道立文学館。 2003年に、ここで林芙美子展が開かれています。 今でも芙美子関連の資料が保管されており、 今…

手塚緑敏氏のご実家と山本秀麿先生

長野調査二日目。 まずは、中野市にある 芙美子の夫・手塚緑敏氏のご実家へ。 残された貴重な資料を拝見中。 私は2、3日前からの風邪が治らず、 声が出ず、ほぼお荷物状態。 続いて、長野市にある林芙美子研究家・山本秀麿先生の ご自宅へ。 い…

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