KIYOMI SOKOLOVA-YAMASHITA

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ソコロワ山下聖美 文芸研究室

CATEGORY林芙美子の南方従軍現地調査2011

ホーチミンにてインドネシアを思う

ホーチミンではおもにトラワス調査の 整理に追われている。 メールのやりとりも毎日の重要な仕事。 しかし部屋でネット作業ができないため、 ロビーにて仕事。 たまに、ぼーっと楽しそうな観光客を眺める。 ひたすら眺める。 ホーチミンはとても良いと…

ホーチミン到着

本日は移動日。 インドネシアからいったん出国、ベトナム、ホーチミンへ。 一足先に私がベトナム入りしたのだが、 一週間もすると、日本からの研究グループと合流することになっている。 ベトナム入りの最大の目的は、『浮雲』に描かれる ダラットをこの…

『女脳文学特講』が届いた!

まるでウルルン滞在記のようだったトラワス。 ジャカルタに戻り、少しさびしい気分の私のもとに 日本からうれしいものが届きました。 私の新著、『女脳文学特講』。 (女脳は「ジョノウ」と読みます。) すばらしい、ど・ピンクの本! 出国ぎりぎりま…

スラバヤ、アンペルモスク

トラワスから再びスラバヤへ車を走らすこと 一時間半あまり。 旧市街にある、アンペル・モスクへ。 浅草の仲見世のよう。 スラバヤ最大のモスクです。 そしてジャカルタヘ・・・・ …

さよなら、トラワスの美しい田園

トラワスは、本当に美しくのどかなところだった。 涼しいので、どこまでもどこまでも歩きたくなる。 (ただしアップダウンがはげしい) 夜になれば、夜景と、南十字星が輝く。 芙美子が愛したトラワスの田園です。(ジョンさんによる注釈つき!) A …

トラワス、最後の夜

さて、本日はトラワス最後の夜。 夕食はプアサ明け後、ジョンさん宅にて。 実はここ数日、辛いものをいっさいうけつけなくなってしまい 中華風野菜炒めと辛くないソースのサテイを屋台で購入。 そして、ジョンさんの奥さんが用意してくれたチキンなど。…

写真をもってお礼まわり

トラワス調査最終日。 今日もジョンさんを案内人としてスタート! もはやジョンさんのアドバイスなしでは動けない。 まずは、聞き取り調査にご協力いただいた方に お礼の写真を届けにいく。 写真はジョンさんが大きく焼いてくれた。 「フレームに入れ…

ジョンさんが本気になった

ここ数日の聞き取り調査のまとめと 確認作業を、もはや完全に研究メンバーの一員 となったジョンさんと、今日から新しく加わった ガイドのスギさんとともに行う。 ジョンさんは「トラワスの歴史もかかわってくるのだから 間違ったことは書かないでくれ…

第一パンダアン高校にて進路説明会のようなことをした

ジョンさんの息子さんの通う、第一パンダアン高校へ。 この高校はとてもインターナショナルで、 語学教育や、海外の大学との提携を 積極的におこなっているという。 私の大学のことを熱心に聞かれた。 留学するにはどうしたらいいのか、 スカラシップは…

マランへ、そしてブラヴィジャヤ大学

午後からマランへ。 林芙美子は1943年1月19日、 スラバヤからマランへ出向いている。 「マランは美しい街なり」 と書き、買い物したこと、 帰りの車がパンクしたことなどを 綴っている。 確かにマランは美しい街。 オランダ時代の建物が残る…

トラワス村最高年齢者のカスマドさんに聞き取り

ジョンさんが紹介してくださった、 トラワス村最高齢者の方。 1906年生まれ、つまり105歳です。 スプノウ氏は1943年に35歳。 ということは、スプノウ氏よりも2歳年上。 スプノウ氏のこともご存知だった。 ただ、「一般の人ではなく」 …

ジャランジャラン

今日はインドネシア独立記念日。 テレビではずっと式典の様子を流し、 ホテルにも国歌が流れ続けた。 昨日の貴重な聞き取りの整理に集中する。 人の名、地名(当時と現在)、役職(当時と現在) これがややこしくて本当に大変。 気分転換にジャランジャ…

発見! トラワスにおける林芙美子滞在の場所

サルプさんのお宅の前、これこそ スプノウ氏の官舎、つまり林芙美子がホームステイ した場所である。見ーつけた! 外観。 現在建物はない。空き地。 そして、まさにこの場所で、林芙美子はスプノウ家族と 写真を撮っている。まだ当時をしのばせる石…

聞き取り調査をした方々

本日の聞き取り調査、ご協力いただいた方、 ありがとうございました。 そもそもインドネシアの平均寿命は日本ほど高くないので ご高齢の方は限られる。 ジョンさんに、カタパンラメー村およびトラワス村に ご存命の貴重なご高齢の方々を紹介していただく…

ジャグンを求めてプリゲンまで夜のドライブ

ジャカルタでは6時がブカ・プアサ(断食明け) であったが、こちらは5時半。 スラバヤからトラワスまでいつも一緒に行動している トゥリさんとドライバーのルディさん。 彼らももちろんイスラム教徒なので プアサ中。 ちなみに彼らはよく「お祈りタ…

トラワス&カタパンラメー調査の一日

本日は、現在のトラワス村とカタパンラメー村を中心に調査。 美しい景色。 宿泊先のホテルから撮影。 このホテル、あまりにおもしろすぎる状況なので 今後、じっくり書く予定です。 アディティヤ先生に紹介していただいた ジョンさん。 今日は朝から…

タミヤチンを調査

林芙美子は、トラワス村村長宅から、 しばしばタミヤチン区(当時)へと出かけている。 タミヤチンでの芙美子の足跡は以下の通り。 1、タミヤチン小学校で先生方に日本語を教える。 (教室で生徒たちと写る写真がジャワ新聞に掲載されている) 2、タミ…

トラワスの佛陀

いよいよトラワス。 林芙美子は昭和18年1月12日~17日まで トラワスに滞在し、その後ももう一度トラワスを訪れた という説もある。 トラワス村の村長の家に宿泊し、近隣をみてまわった記録が メモや手帳に残されている。 一方で、雑誌にもトラワ…

スラバヤ国立大学とヨフィンサ先生

スラバヤはなんだか日本に似ているような、 落ち着く街だった。 本日、トラワスに出発する前に、 スラバヤ国立大学のヨフィンサ先生と会う。 ヨフィンサ先生は、南方徴用作家研究の第一人者 木村一信先生のお弟子さんで、 阿部知二の「死の花」をインド…

バティックを作った

明日からのトラワス行を控え、 本日は今まで聞いたことをまとめたり、 資料をそらえたりと、ホテルにこもる。 気分転換に、インドネシアを代表する伝統工芸品の バティック作りに挑戦。 アニータ先生に教わりました。 まずはロウでお絵かき。 こん…

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